DeAGOSTINII 1/8 McLaren MP4-23(本塗装編FINAL「研ぎ出し01)Vol.23!!
本塗装編いよいよFINAL!マクラーレンシルバーのメッキ質感はどこまで維持できたのか!?
(本塗装編FINAL「研ぎ出し01)Vol.23!!
McLaren MP4-23- NO.276
ボディ関連本塗装編最後の工程、研ぎ出し!!
最後なので気を抜くと、実は一番怖い工程。
研ぎ出しは本来、クリアコートした表面が荒れたりうねったりしたものを滑らかにする工程の他、デカールの上からクリアコートした時に生じる段差を打ち消す時にするものです。
今回はデカールを多く貼り付けているF1カーなので当然研ぎ出しは必要になってきますが、クリアコートの段階で段差が消えたパーツもあったので、特にうねりがないものはそのまま吹きっぱなしで進めました。
まだ全部は終わっていませんが、出来たものからご紹介していきます。
まずタイトルでも示しているようにメッキ質感、このF1マシンMP4-23はマクラーレン独特のイメージカラー、シルバーとレッドで塗装されています。
レッドは蛍光色のように明るい朱赤系、そしてシルバーは一瞬メッキ?と思わせるほどの眩しいシルバー。
模型表現を優先するならまず第一にメッキ質感を維持したいという思いに駆られます。
しかし現状の模型塗装では高価な塗料、それに付け加えトップコートをするとこのメッキ質感が失われるというモデラー泣かせの塗装なのです。
近代マクラーレンF1モデルを製作される方なら誰しもが頭を抱える問題となってくるでしょうし、ある程度ミラー感の妥協は必要です。
幸いにもこのMP4-23はトップコートし、メッキ質感が落ちついたカラーが実車に近いものなのでそこはありがたかったりします。
しかし模型なら少しは大袈裟に表現したいというのが今回ボクが当初から目指したものでした。
初期に苦労した甲斐あって、想像以上に質感は満足のいくものになったと思います。
まだモノコックという大物パーツが残っていますが、これを何とか無事終わらせたいものです。
それでは各パーツの質感とミラー感をご紹介していきます。
トップ画像は一番最初に実験的に試したもので1ヶ月前にはもう完成していました。
この質感なら大丈夫だろうと思い、問題のあったブラックラインの境界線段差もクリアしていったのです。
ロワーエンジンカウル、このパーツは本当に色んな意味で苦労しました。
カラーリングの集大成とも言うべき、色んな要素が含まれていたパーツといえます。
研ぎ出しに関しても形状が複雑なので気を使いまくりです。
研ぎ出しの工程としては、まず大まかにバフレックスで様子見です。
段差やうねりを確認した後、酷い時は1000番辺りから研ぎだしていきます。
もちろん、2液性ウレタンは充分に研ぎ出しが出来るだけの吹き付けが必要でしょう。
大型モデルはこの大盛り吹き付けをしても、そんなには気にはならないですね。
工程としては完全にヘアーラインまで打ち消すので、1000番→1200番→1500番→2000番→バフレックス→ラプロス6000→ラプロス8000→TAMIYAコンパウンド粗目→TAMIYAコンパウンド細目→TAMIYAコンパウンド仕上げ目→コーティングポリマー→TAMIYAモデリングワックスです。
これでヘアーラインはほぼ消えると思いますがメチャクチャ根気が必要です。
前記事「McLaren MP4-23- NO.275」でもご紹介した水吹きの箇所!!
研ぎ出し工程で元の姿に戻りました。
大盛り吹きつけゆえに出来た結果で水を噴いた箇所が陥没しており、かなり根元まで削り込んでいきました。
う~ん、2液性ウレタン独特の光沢!!
この光沢を味わうと通常のクリアコートでは物足りなくなります。
ブラックライン境界線段差もココまで処理。
かなりアップで撮影しました。
問題のミラー感。
写りこみ感はほぼメッキ状態で実車とは違うと思いますが、ボクはこのくらい大袈裟な方が好みでした。[E:good]
ロワーエンジンカウル裏面のカーボン部ですが、当初自作デカールでウレタンクリアを吹いていました。
水吹き事件でカーボンが乱れてしまっていたので、ハセガワのカーボンフィニッシッュ12で処理。
シートに使ったものと同じです。
かなりキツいシール状なのでウレタンクリアの剥がれが気になりましたが、検証通り問題なく貼ったり剥がしたり出来ましたね。
リアウイングエンドプレートです。
ココもかなりキツいミラー感を残しております。
デカールの段差は自然消滅し、研ぎ出しを必要としませんでした。
裏面カーボン面は研ぎ出し有り。
リア関連のシルバーパーツです。
すべてウレタンクリアーの吹きっぱなしで研ぎ出しはしていません。
Fフラップ(中)です。
ココは研ぎ出しをしています。
裏面カーボン面は研ぎ出し有り。
R&Fのレッド系ウイング関連パーツです。
Fフラップ(後)のみ研ぎ出しをしていません。
Fウイング裏面カーボン面は研ぎ出し有り。
ノーズのミラー感です。
この画像はまだ研ぎ出しが終わっていませんが、現在では終わっています。
ノーズは平坦な面が多いので写り込み確認が難しいですね。[E:coldsweats01]
クローズアップです。
サイドの写り込み確認です。
少し離した状態ではこのようにボヤけますが、物を近づけるともっと鮮明に写り込みます。
アッパーボーダーウイングのミラー感はかなりです。
曲面が多いので綺麗です。
ホイールカバーも2液性ウレタンクリアーです。
深い透明感です。
Fウイング関連のシルバーパーツです。
基本表面は研ぎ出しをしていません。
裏面カーボン面は研ぎ出し有り。
ほぼ細かなパーツは終わらせていますが、1週間乾燥もさせたので大物パーツ「モノコック」にボチボチとりかかります[E:paper]
人気ブログランキング参加中[E:happy01]
お気に召されたならポチッとな[E:cat]
by nightrotroom2017 | 2013-06-16 14:15 | McLaren MP4-23-CUSTOM