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マクラーレンシルバー作成物語ファイナルシーズン(第8話)

NIGHT ROTのマクラーレンシルバー作成物語ファイナルシーズン(第8話)
McLaren MP4-23- NO.114





第47章「解けていくパズル」




「時の部屋」にいるナイトにはもう一つの課題があった。
ミラークロームの統一性。
この件に関して、もう一度考えた。
そして意外な事実を知ることとなる。
以前から使用していた水性ニス。
ナイトは当初から根本的なミスを犯していた……





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まずナイトは情報を聞くべく同じ行程で停滞していた「teruさん」のところへ行った。







ナイト「teruっち、どんな水性ニスを使っている?」
teru「おいらが使ってるのは和信ペイントの水性ウレタンニスですよ。」
ナイト「水性ウレタンニスだよね。…………????」
teru「比較的、和信の水性ウレタンニスはモデル等に使用されています。」
teru「他メーカーのものは経年変色するかもしれないとも言われてるけど。」
ナイト「そうなの??…………」
ナイトは何かとてつもない間違いをおかしているかも知れないと思い、今現在使用している「水性ウレタンニス」を見た。
ナイト「えっ!?……………」
唖然とするナイト!
ナイト「アサ○ペン水性アクリルニス……」
ナイト「水性ウレタンニスじゃない………」





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(ナイトが当初から水性ウレタンニスと思い込んでいた水性アクリルニス)





メーカー違いはともかく、アクリルとウレタンを勘違いしていたのはどういうことなのか………
ニスはマクラーレンシルバーを行う、初期行程段階で購入していた。
なんらかの形でアクリルをウレタンと思い込んでいたのだ。
ナイトの天然が炸裂する!!
ナイトはすぐに「teruさん」に報告。
ナイト「水性アクリルニスだった………」
teru「え?ホントに?よく使ってたっすね……」
teru「ちなみにおいらは弾くのを防ぐ為、無水エタノールで希釈してますよ。」
無水エタノールで希釈は聞いたことがある。
「teruさん」は既に使っていた。





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(ミラークロームをコーティングする際、模型業界では有名な和信ペイント水性ウレタンニスと希釈用に使用する無水エタノール)





ナイト「さすが、コスって銀さんをだてに使ってない!!」
ナイトはあまりの自身の情けなさに「時の部屋」で座禅をした。





第48章「出陣」




機材・使用アイテムを一新し、ナイトは塗装に挑む。
まず、新規導入したタミヤスプレーワーク0.5mmトリガータイプ。
大口径のエアーブラシだ!!
そして「和信水性ウレタンニス」と「無水エタノール」、「マルチトップクリアーSH 2液性ウレタン」も揃えた。
これらクリアコートアイテムに関しては一番小さなサイズを選ぶ。
「3度目の挫折」から全行程のやり直しを余儀なくされたが、ナイトの足取りは以外に軽やかだった。
小さなテストピースに試したところ、希望ある行程と判っていたからだ。
ただデカールを貼り「和信水性ウレタンニス」を吹き付けたところ、微かな気泡が出来た。





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(時間をかけよく乾燥させたにも関わらず、こんな気泡が出来てしまった。)





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(暫くすると気泡は無くなり、元の状態に戻っていた。)




これは2液性ウレタンの上にデカールを貼り、また水性クリアを吹き付ける事で回避出来た。



この現象はよく乾燥したにも関わらず起こっている為、詳細は分かっていない。
そんねテストピースを後に、またまた約2週間をかけコツコツとデカールを貼るところまでの作業を終えた。
ナイト「さていよいよこの時が来たか!!」
「マルチトップクリアーSH 2液性ウレタン」を混合する。
ナイト「ハイクリアーに比べるとかなり緩いな」
デカール密着に関しては当初ラッカーで行うつもりであったが、下地に多種多様の塗料が乗っていることから不安になり、水性トップコートで定着させていた。
ココはなんなく綺麗に塗コート出来、テストピースでも問題なかった。
そんな期待を胸に「マルチトップクリアーSH 2液性ウレタン」を吹き付ける。
ナイト「塗りやすい!!0.5mmはこんなに安定しているのか」
問題であった「吹き出物」もほとんどない。
大きなパーツに吹き付けるほど、その感覚が伝わってくるのだ。
薄く満遍なく丁寧に吹き付けるナイト……
一気に無くなるカップのウレタン。
その時!!
ナイト「ぎょぇーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
ナイトに何が起こったのか………………。





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by nightrotroom2017 | 2011-06-13 22:55 | McLaren SILVER STORY