DeAGOSTINI 1/8 McLaren MP4-23創刊号!!カスタム編PART21
カーボンファイバーデカール検証!! FINAL!!
McLaren MP4-23- NO.054
長きに渡ったカーボンファイバーデカールもこれでフィナーレを迎えます。
「McLaren MP4-23- NO.047」で下地をグレーメタリック、ウォームグレーパールマイカで塗装しカーボン透明デカールを貼っていたわけですが、どうもカラーリングにダークグリーンが入った様に見えます。
この原因はカラーの錯覚、つまりブラックにイエローを混ぜることにより起こる錯覚でした。
ゴールドは当然単色でないと表現できないので、デカールを作成するときはYとKに多少のM等を混ぜ作成したりもします。
しかし基本ゴールド色をCMYKで表現するならYとKになります。
今回、このYとKの役割を下地塗装にしてもらい、カーボン色は透明デカールでKの濃度で変化させる事にしました。
これによりKの濃淡の薄い箇所がゴールドに輝くという思惑です。
今回使用した「シャンパンゴールド」のカラースプレーです。
これくらいのゴールドが一番いいのではないかと思いました。
プラ版プレートに塗装していきます。
これは綾織の図ですが、下記のパーセンテージの数値がどこなのかを表記します。
ブラック⇒メイン
レッド⇒綾織1
ブルー⇒綾織2
となります。
No.1
今回4種の検証をしていますが、これが一番ダークグリーン色に見えました。
綾織1のパーセンテージを10%下げたことにより、全体にゴールドが出て、こういう錯覚を起こしてしまったものと思われます。
とは言っても前回のものよりは貼るかにブラック色に近いです。
光と影の部分がわかりにくいかなぁ~。
No.2
これはゴールドが一番アピール出来るものだと思います。
しかし、4種のものの差はごくわずかです。
綾織1をK100%にしたことにより綾織2が際立った印象です。
No.3
メインを10%下げ、綾織1にK100%を地に置き、CMYを50%加える事によりK100%より奥深いブラックを演出し、綾織の質感を高めるものとしました。
綾織2をNo.1とNo.2より10%下げ、全体をダークにしています。
結果、織り込み表現は強くなりましたが、全体がダークトーンになってしまいました。
遠くから見ればカーボンには見えないような見えるような…でも近くでみればやっぱりカーボンだったんだ!!というイメージです。
No.4
個人的にこれが一番いいかな?と思ったものです。
メインを20%に下げたのは綾織1にCMYを混合せずメインとの境目を出したかったからです。
それに付け加え綾織2のグラデーションカーブの下部を上部より5%下げ、光具合に変化を付けてみました。
綾織パターンも表現でき、同時にグラーデーションカーブによる下地シャンパンゴールドが生きたものになったのではないかと思います。
ではそれぞれ違う角度から。
No.1です。
No.2です。
No.3です。
No.4です。
以上のより透明カーボンデカールは「4番」に決定しました。
たぶん、この領域になると「好み」になってくるかもですね。
以上、カーボンデカール検証を終わります。
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by nightrotroom2017 | 2011-02-05 00:51 | McLaren MP4-23-CUSTOM