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DeAGOSTINI 1/8 McLaren MP4-23創刊号!!マクラーレンシルバー検証PART3

新世代塗装、パウダーコーティングとは!!
マクラーレンMP4-23塗装検証第1弾!!



McLaren MP4-23- NO.015
以前から、新たなる試みをし最後の質感塗装検証をしました。
結果、惨敗!![E:wobbly]
塗装手段としてあらゆることをしたのですが、今のところその域には達していません。
プラスチックへのマクラーレン塗装表現は不可能なのか?とも思いました。
マクラーレンの塗装を画像だけで語ると、おそらくメッキの質感。
実物を見て語ると、実はメッキとは違う。
ボクは実物塗装質感を見た訳ではないですが、当初のメッキ質感という概念からただのライトグレーという見方。
それはコーティングの下は意外になんでもないグレーなんじゃないかと強く思うようになりました。
一般的にメッキ質感と謳われてきたマクラーレンシルバーは、全くメタリックという金属的粒子が無いとも聞きました。
画像だけで判断するのは、塗装を表現するにはあまりにも厳しいものがあります。
言葉で表現するならば「鉛等を磨いた時のような地肌」というイメージ。そして、メッキに見える最大の理由が塗装のコーティングによる写り込みです。





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マーキングを完全に包み込む形となる厚いコーティング層が最大のポイントではないかとも思いました。
もちろんこれだけでは、このカラーリングを表現できないでしょう。[E:catface]



ある日、このパーツが金属で出来ていたらと考えてみました。





アルミ等の素材でです。
ボクはハーレー作成時にアルミ研磨検証という「アルミはどこまで鏡面に出来るか」という実験をした事がありました。
結果、アルミはクロームメッキと同等までの質感に持って行く事が出来、ヘアーライン等もほぼ完全に消せることが可能だったのです。
マクラーレンはアルミ素材や、クロームメッキとは全く違いますが、金属として素材が使えれば似たイメージが得られるのではないかと考えたのでした。
そこでまず試してみたのが「アルミパテ」でした。
これはアルミホイール修復時に使用するもので、磨く事によりポリッシュ程度の質感まで持って行く事が出来ます。
プラ板に強化剤を混ぜ、均等に塗り渇きを待ちます。
それを磨いた結果、ポリッシュ程度までは磨き、質感は良かったのですがガンメタル(濃銀)になり使えるというレベルではありませんでした。[E:think]
またパテというものはパーツ形成上、塗って磨くのが非常に困難で、ポリッシュ程度まで磨くとムラが非常に目立ちやすくなります。
プラスチックパーツに金属を付着出来るものはないかと、探す日々が始まります。[E:sweat01]
ある日、「ふ~ん、こんな塗装もあるんだ!!」と関心する塗装に目が止まりました。おそらく皆さんも知っておられる方は多いと思いますが、専門業者の塗装で一般的には使われない塗装。
「パウダーコーティング」粉体塗装です。
まず、この塗装の凄いところは有機溶剤や水などの溶媒を一切用いない所にあります。
故に大気汚染等といった様々な有機溶剤使用時の問題を一挙に解決してくれる訳で、低公害性なのも納得できます。
100%固形型の粉末を粉末塗料とし、静電粉体塗装法もしくは流動浸漬法の2方法にて行われる塗装法で、被塗装物の素材は金属類が主体であるためプラスチックには使用できないのが残念です。
バイクのフレームや車の塗装にも使用されるものがあり、その中にメルセデスの名前もあがっていました。
この塗装がMP4-23に使用されているかと言われれば、それは分かりません。ボディ素材が金属ではないMP4-23のものにも使用出来るとなればその可能性も出てきますね。
なぜなら、このシルバーパウダーコーティングされたものがマクラーレンMP4-23の塗装色にそっくりだったからです。
だからこそ今回の方法をとった訳ではないのですが、金属皮膜をDe社パーツに付ける手段として購入したのがこれです。







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「アルミパウダー」です。純度の高いものは危険物として扱われます。なぜなら発火物だからです。[E:impact]
これは塗装用で容易に入手する事が出来ますが、おそらくキーボさんが塗装店で使われたものは、専門でのこのようなモノに近いものだったのではないかと考えられます。
この「アルミパウダー」、結果からいうと全く無意味なものでしたが、思惑としては揮発性の高い溶剤等で溶かしながら付着していき、表面を整える方法。
表面を整える事により金属感が出てこないかなと安易な気持ちで…。
また、このパウダーを使って試してみたかったことは、鏡面ブラックによる擦りつけ塗装です。
ロッカネンさんがコメントでが言われた「こすって銀さん」は少しドキドキでした。[E:coldsweats01]
こういう塗装法はあっても付着が完全でない場合が多いんですね。







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袋の中にハイグロスブラック塗装したパーツを投げ込みました。無謀~!![E:coldsweats01]







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この状態から擦りつけていきます。
また暫くしてドライヤーで塗装面を熱して、アルミパウダーに投げ込み磨きを繰り返しました。[E:sweat01]







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ある程度までは金属っぽくなりましたが、それ以上は変わらずです。
悪くはないんですが、少し色が濃いですね。







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この画像はライトガンメタルを載せてみました。
色は近くなったのですが、メタリック独特の粒子が目立ちます。







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さらにハセガワコーティングポリマーで磨き写り込みは良くなりましたがボツ!![E:bearing]









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全ミラークローム塗装したものにもアルミパウダーを付着!!
結果、2つとも駄目になり惨敗!!最後の足掻きも実らずでした。[E:bearing]
見届けて頂いた皆様ありがとうございました。[E:confident]
でも、完全に諦めた訳ではないんで何か方法があれば又試してみたいですね。[E:happy01]





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by nightrotroom2017 | 2010-11-06 20:21 | McLaren MP4-23-CUSTOM