「ニャ~さん放浪記」 第32話 いつかのメリークリスマス。
第32話 いつかのメリークリスマス。
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さぁ!!
クリスマスです!![E:xmas]
学生の頃はとてもワクワクしたもんですが、社会人になったらこの時期は忙し過ぎて、全くそんな気分じゃないです。[E:coldsweats01]
でも、恋人たちにはロマンチックでいいものなんでしょうね。[E:heart02]
ニャンコさん達もこの日だけは、ゆったりまったりしてほしいものです。[E:cat]
又、野良猫さんたちにもサンタさんが暖かな場所を見つけてくれたらいいなぁ!!なんて思ってしまいます。
では、「クロのお墓参り編」に続く、切ない系ストーリー第2弾です。
11月にクロのお墓参りに行き、ちょびはお母さんに出会う事がありませんでした。
そして、それから何回かあの猫の森に足を運んだんですが、未だにちょびのお母さんには出会えていません。
貫禄のある、ちょびとそっくりなお父さんには出会えるのですが、全くの知らん振りでちょびに見向きもしません。
猫は子供を育てるのは、いつもお母さんなんですよね。
ニャ~さんやちょびにとって、クリスマスも何もないんです。
だけどツリーやパーティーと、いつもとは明らかに違う「何か」を感じてはいるのでしょう。
淋しがり屋のちょびは、ニャ~さんの姿が見えないと必死で叫んで鳴いています。[E:weep]
でも姿が見えると安心するのか、一人で毛布の上で丸くなって寝ています。
いつの日か、ニャ~さんはそんなちょびを見ています。
初めてクロやちょびが来たときの脅えは、今はこれっぽっちもないんです。
少しだけ、昔、お母さんだった時の事を思い出しているのでしょうか。
外の風はとても冷たく、クリスマスの時期はとても冷え込みます。
そんな中、ニャ~さんはちょびに「一緒に寝よう」と声をかけました。
ニャ~さんの突然のお声に、少しばかりちょびは驚いたのでしょうか。
遠慮がちに確認をとるちょび。
クリスマスなんだから行ってきなよ、ちょび。[E:happy01]
良かったな~、ちょび。[E:happy02]
いつもバトルばかりだもんな~。
いっぱい甘えて、ニャ~さんをお母さんだと思ってもいいさ。[E:confident]
寝ちゃったか……
外は雪が降りそうなほど寒い。[E:snow]
でもニャ~さんとちょびは、あったか猫だんご。[E:cat]
メリークリスマス、ニャ~さんとちょび。[E:xmas]
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by nightrotroom2017 | 2009-12-22 22:39 | ニャ~さん放浪記